「自分で蜂の駆除はできますか??」

お客様に聞かれることがあります。

私はこう答えます「できます!!」

その後にこう続きます「勇気があれば・・・」

刺されてOKなら、巣まで行ってゴミ袋に入れてしまえば終わりです。
でもそんな事が出来るのは、刺されることなんて気にしない特殊な人間だけ。
私も絶対に刺されたくありません。

今日は蜂駆除業者の私が本気で「お客様ご自身で蜂の巣駆除ができるのか???」思っていることを書きます。

種類にもよりますが毎年3月~5月頃に女王バチはたった一匹で巣作りを始めます。
「その時期なら・女王バチ1匹ならご自身で駆除できますよ!」などとサイトに載っている事がありますが、
我々業者はハチを見慣れすぎてちょっと感覚がマヒしています。
一般の方の多くは「一匹だろうとなんだろうとハチは怖い」と思うんです。

※一般の方でも見る機会が多くスズメバチよりも挑戦しやすい、アシナガバチの駆除を中心に書きます。

今までハチを駆除したことがない、ハチがめちゃくちゃ怖い、そして見るのも嫌だ!!
そんな方は、ハチ一匹だけでもぜひ業者に依頼してください。
ハチが一匹でも怖いものは怖いのです、迷わずに是非依頼してください。

 

少しだけ蜂の巣駆除にチャレンジできる方
(巣の大きさ2~3cm程度、
ハチが一匹の時)

◎ハチがいない時を狙って巣を棒などで叩いて落として捨てましょう。
最低一回はハチが戻ってきます、鉢合わせしないように注意しましょう。
たまに戻ってきたハチが同じ場所に巣をもう一度作り始めることもあります。
再度、巣を落としましょう。
できれば巣のあった場所に殺虫剤をスプレーしておきましょう。
ハチ専用の物がなければキンチョールでもゴキジェットでもなんでもいいです。

◎ハチがいる時はいなくなるまで待って棒で落とすか、殺虫剤でスプレーして駆除しましょう。
たまにハチが向かってくることがあります。
襲うというより、殺虫剤に驚いて逃げ出した先に人間がいた、という感じです。
運悪くその時にハチと接触すると刺されることがあります。

「ハチVS人間」の一対一の戦いの為人間が有利です。
その一匹だけに集中して対処しましょう。

 

もう少し蜂の巣駆除にチャレンジできる方
(ハチが数匹の時)
◎難易度(恐怖心)が上がります。
基本的に巣には常に数匹のハチがいます。
長い棒(物干し竿など)で落とすか、殺虫スプレーで駆除しましょう。
スプレーの量(濃度?)が少ないと、まず間違いなくハチが飛び立ちます。
上でも書きましたが、積極的に刺しに突進して来るというよりは逃げる為に飛び立つイメージです。
偶然その先に人がいれば刺されることもあります。
なるべく近づいて全力でスプレーした方が効果は高いです。

複数匹飛び立つので目で追うのが難しくなります。
「ハチ複数VS一人」の戦いの為人間が不利です。
遠距離から駆除するか、ある程度防護する物がないと運が悪いと刺されます。
なるべく暗くなってから駆除しましょう。

※おそらく6月~7月初旬くらいだと思いますがこの期間を過ぎるとハチの数が爆発的に増えるのでご自身でやるなら今がチャンスです!

 

けっこう蜂の巣駆除にチャレンジできる方
(ハチが数十匹以上いる時、7月以降~秋)

・近づいて殺虫剤をスプレーするのはかなり勇気がいります。
多い時には巣の表面がハチで見えなくなるくらい100匹を余裕で超えます。

できれば業者に依頼して欲しいところですが、ご自身でチャレンジしたい方へ!
※住宅街などの場合、棒で落とす方法だと一斉に100匹以上のハチが飛び回ります。
ご近所迷惑になる可能性があるのでかなり注意が必要です。
棒で落とした拍子にお隣の庭に落下なんてことにもなりかねません。

殺虫剤には「10メートル飛びます」というようなスプレーもありますが
実際には遠くなればなるほどスプレーが拡散してしまいますし、
風の影響もかなり受けるのでそんなに飛びません。
お使いになる殺虫剤が「どのくらいの距離だと、どのくらい薬剤がかかるのか」事前に確認しといた方が良いです。

実際には、巣になるべく近づいて一気にハチ全体にスプレーした方が有効的です。
しかしそうは言ってもノーガードだとそうそう近づけないと思いますので、
多少刺されてもいいや!!という方以外は防護できるものを身につけて、暗くなってから駆除しましょう。
そして、翌日明るくなってハチが全て死んでいるのを確認してから巣を落としましょう。

帽子や手袋・長袖・長ズボン(雨合羽など)、あればヘルメットやネットをかぶったり、透明なビニール袋を被るのもありです。
ただあっという間に曇ってくるのでビニール袋の使用は注意が必要です(あと閉めすぎて窒息にも)。
ハチの刺され予防の側面と、なるべく近い距離からスプレーできるようにハチに対する恐怖心を和らげる為に備えをしといた方がいいです。
そして、ご自身の恐怖心と殺虫効果を天秤にかけてギリギリの距離を探ってください。
近づけるなら手をいっぱいに伸ばして巣まで1メートル、
できれば数十センチ以内にまで近づければ人間の勝利、スプレーを全力で吹き付けましょう、数秒で勝負がつきます。

※慣れてない方は脚立やハシゴに乗っての作業は絶対に避けた方が良いです。
例えば脚立に乗って駆除をしていたとして、スプレーした瞬間にハチが顔の方に飛んで来たらおそらくパニックになります。
瞬間的に体が逃げようとするので下手したら脚立(ハシゴ)から落っこちます。
アシナガバチに刺されるより正直そっちの方が危ないです。

いろいろ書きましたが、「刺される可能性はゼロではないが、自力でもアシナガバチ駆除は可能です」という感じです。
正直アシナガバチの場合「運」も作用するような気がしているので、
防護なしでも刺されないこともあるし、逆にカッパを着てても刺されることもあると思います。
ハチの数が増えれば増えるほど、刺される可能性は上がっていくのでなるべく早くに駆除しましょう。
そして相手は昆虫です、殺虫剤の説明書通りにいかない予想外の展開になることもあるので、
もし蜂が向かってきたらとか、殺虫剤が足りなくなったらなど・・・良くシミュレーションをしてから挑みましょう!!

※スズメバチは全くの別物なのでご自分でのセルフ駆除はあまりオススメしませんが、
後日、機会があれば書いてみたいと思います。