数年前に書いた「ぼったくり業者にご注意を&見分け方!!」のアクセスがとても多く

被害にあった方や、今まさに「ぼったくられるんじゃないか?」と不安に思っている方々の多さに改めてビックリしています。
ぼったくり業者への警戒からハチ駆除依頼をためらって、その結果ハチに刺される人も出てくるんじゃないかと、間接的にハチ刺傷を招いている加害者の一面もあるのではと、正直ホントに怒ってます!!

前回の記事のあと、私の営業エリアの内外を問わずに色々とご相談がありました。
その中からよくあるケースや、強く印象に残っているケースをご紹介します。

少しでも参考になれば幸いです。

 

ぼったくりの手口 ケース-01

「エアコン室外機(地面置き)の外側に5cm程度のアシナガバチの巣ができている」状況。
グーグル検索で上位に出てきた業者に見積依頼をすると「巣の状況が良く分からないですが5~8万円ですね」とのこと。

まずは率直にアシナガバチの駆除で5万円~は高すぎるな~と思いました。
しかし、駆除料金は各業者が設定できるので100歩譲って良しとしましょう(高いんですよ!!)
私が最も引っかかったのは「5~8万円の金額差」、実に3万円の差があります。
ハチの種類も巣の状況も分かっててこの3万円の差は??

お客様の説明を聞いても状況が理解できない素人か、分かっていて吹っ掛けてきてる「ぼったくり業者」か・・・。
このケースの場合、後者の可能性の方が圧倒的に高いです。
おそらく依頼したら8万円に近い金額で請求してくるでしょう。
ちなみに当店ではお電話相談時に12,000円、実際のご請求額も12,000円でした。

 

ぼったくりの手口 ケース-02

玄関の上にアシナガバチの巣を発見して「駆除料金3,000円~、現地見積もり無料」の業者に依頼。
男性4名で訪問、お客様が社長と名乗る男と話をしている間に、他の3名が家の外周を調査。
するとすぐに「家の裏側にキイロスズメバチの巣があります!もっとも危険なハチです!すぐに駆除を!!」と言われました。
そして提示された見積金額は20万円!!

お客様があまりの高額さに躊躇していると
「危ない!すぐに駆除しないと死人が出る!」
さらに「即決なら特別割引で15万円でいいよ!」などと捲し立てられます。

激しく圧力を掛けられながらも「家族と相談したい」と一旦家に入り、その間に「ハチ、ぼったくり」と検索して当店の記事に辿り着きました。

電話を受けた私は「ゴネたり、値引き交渉してくると思いますが120%信用できないので絶対にその業者には帰ってもらって下さい」とお伝えしました。

その後、私が依頼を受けて現場へ向かいます。
アシナガバチの巣はお客様の説明通りにありました・・・。

スズメバチの巣については、業者が無料で持って帰ったそうです???
しかも「お客様は危険だから近づかないで」と言われ巣を直接見ることが許されず、
業者が撮影したスマホ画像を見せられたそうです。
そしてそのスマホ画面をお客様が撮影して、
私はその画像を見せていただきました。(意味わかりますか?)

画像は、
スズメバチの巣がブロック塀の上にあります、というより明らかに他から持ってきた巣をそこに置いてあります
そう、違う現場の巣を持ち込んで置いたのです。
そもそも「キイロスズメバチ」じゃなくて「コガタスズメバチ」だし・・・。
何から何まで嘘だらけ。

3,000円という安い駆除料金で集客して、
ありもしないスズメバチの巣をでっちあげて、嘘を嘘で塗り固めて恐怖を煽り高額請求。
今回は未遂で終わりましたが、これはもう完全なる詐欺ですよ詐欺!!

恐ろしいのが、同じようない手口の相談がすでに6件ありました。
同じ業者がやっているのか、そういう手口が広まっているのか分かりませんが本当に腹立たしいです!

そこのぼったくり業者さん、あなたがやっているのは犯罪ですよ!と声を大にして言いたい。

はっきり言いますが「ぼったくり・高額請求業者」にまともなところは一つもありません。
ぼったくってくる段階でまともな業者じゃありません。
普通の人間なら「ぼったくり」なんて心が痛くてとてもできないと思うんです!
怪しいと思ったら勇気を出して断りましょう。

 

蜂の巣駆除料金の目安

料金の相場が分からないと思いますので、私の考える個人的な料金目安を書いておきます。

:例えば2階の軒下に巣がある場合

アシナガバチ=2.5万円超えたら高いな~、4万円超えたらぼったくってるな~
スズメバチ=3万円超えたら高いな~、6万円超えたらぼったくってるな~、です。

大きい有名な会社だと経費がかさみ「ぼったくり」ではなく5万円~など高くなる例もあるのでしょう。
とわいえやっぱり高いと思います、個人的には。

当店でも屋根裏や、壁間、地中など見えない場所の巣は高くなりがちですが、
それでも修繕費(例えば壊した壁を直すなど)を除けば4万円を超えることはまずありません。

一度では書ききれませんので数度に分けて記載します。

一人でもぼったくりの被害者が少なることを祈っています。